登園や登校について


「登園や登校について」

いつ頃から幼稚園や学校に行ってよいかは定められていません。熱が下がってから、伝染のおそれがなくなってから、発病後7日を経過してから、治癒してから、などと言われていますが、お薬(抗生物質)が効いて、熱が下がり、病状から周りに伝染する可能性がないと判断されれば、幼稚園や学校に行ってもよいでしょう。

さて、元気に遊べるようになると、お子さんもご家族も、もう安心と思いがちです。でも先ほどお話しましたように続発症(合併症)や再発のおそれがありますので、抗生物質は医師が指示した期間中、しっかりと飲むように心がけてください。


「念のための尿検査」

発病2週と3〜4週後頃に尿検査をして、尿に異常がないことを確認しましょう。この検査で正常であれば、もう大丈夫。


出典: シオノギ製薬




「保育園、学校などへの登園、登校の時期について」

溶連菌感染症になった場合に、学校や保育園に出席する際の基準については、特に法令による定めはありません。


ただし、厚生労働省の作成した「保育所における感染症対策ガイドライン」によると、溶連菌感染症になった人の登校・登園の時期は、抗生物質を飲み始めてから24時間が経過していることとされています(ガイドライン50ページ)。


また、学校では体育の授業でプールがあったりしますので、プールに入れていい時期についても気になるところだと思います。ガイドラインにはプールに入れていい時期などは具体的には記載されていませんが、登校が可能となれば、プールに入れると考えていいと思います。感染期間についても、抗菌薬内服後24時間が経過していれば、過ぎたことになります。ただし、子供さんによって、症状なども異なっていることがありますので、具体的な登園や登校の時期や、プールに入れていい時期などについては、医師と相談して決めてください。


出典: 子どもの健康と病気の情報サイト




「いつから学校、幼稚園に行けるの?」

溶連菌は人に移りますから、少し集団生活を休む必要があります。普通は、抗生剤内服後1日たてば、ほぼ除菌されますので、内服後1日で、登校、登園は可能ということになります。しかし、発熱が続いていたり、元気がないときは、十分薬が効いていない場合もありますので、症状が落ち着くまで安静を保つことが必要です。また、きちんと薬を飲んでいるにもかかわらず、2~3日たっても熱が下がらない時は、薬の効きにくいタイプの菌かもしれませんので、もう一度早めに受診しましょう。


出典: 溶連菌感染症




「登園・登校」

抗生物質1~2日内服後、発熱や発疹が治まり元気があれば、登校・登園してもかまいません。 


出典: にのみや小児科・ひふ科




「溶連菌感染症にかかったらいつまで出席(出社)停止になる?」

溶連菌感染症の治療と対策

溶連菌感染症にかかった場合の出席停止期間について、ドクター監修の記事にてお伝えします。幼稚園や保育園、学校に通う子どものほか、仕事をしている大人も、溶連菌を広めないためには十分な注意が必要です。

溶連菌感染症にかかったら、どれぐらい学校や仕事を休まなければならないのでしょうか?溶連菌を周囲に広めないための自粛期間(出席・出社停止期間)についてお伝えします。


★溶連菌感染症にかかった場合の出席停止期間とは

子どもたちの間で感染が広まりやすい病気は、流行を防ぐために「学校感染症」に指定されています。学校感染症に定められている病気にかかった場合は、感染の可能性がなくなるまで学校や幼稚園・保育園を休ませなければなりません。


溶連菌感染症は、学校保健法により「条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる疾患」に分類されています。つまり、いつから登校・登園してよいかについては具体的に定められておりません。症状が治まり、周囲に感染させる可能性がないと学校医を含む医師に認められるまでは、出席を停止する必要があります。


溶連菌感染症の場合は、抗生物質を服用して24時間たつと感染力はほとんどなくなるため、その時点で熱が下がっており全身の状態もよければ、登校・登園できるとしているところがほとんどです。ただし、発病後7日を経過してからなど、期間を決めているところや、登校(園)許可書に医師の許可をもらうことが条件となっているところもあるようなので、確認してみましょう。


大人の場合も、溶連菌感染症と診断されたら、少なくとも受診した日とその翌日は出社を控えましょう。勤務先によっては、出勤許可証明書が必要なところもあるそうなので、こちらも確かめておきましょう。


★溶連菌を広めないことが大切

溶連菌は、咳(せき)やくしゃみなどで発生する細かい水滴(飛沫)に多く含まれます。そのため、飛沫感染が主ですが、皮膚の接触や溶連菌に汚染された食品を介して経口感染する場合もあるので、これらにも注意が必要です。


発熱やのどの痛みなどの症状が出ている急性期には、溶連菌の感染力はとても強くなっています。家庭内感染しやすいのも、この時期です。急性期には感染者を増やさないよう、特に気を配りましょう。


溶連菌は、性質も感染力も風邪のウイルスとは異なります。症状が軽いからといって、風邪と同様に考えて行動することのないようにしましょう。出席や出社の判断は医師に確認するのが一番です。間違った自己判断により溶連菌感染症を流行させないためにも、一人ひとりが気をつけなければなりません。


出典: ヘルスヘア大学